マーシャル、父の戦場 日記の高価買取価格

JAN 9784909710048
メーカー名 みずき書林
型番 9784909710048
買取上限価格 924円

9784909710048 みずき書林 マーシャル、父の戦場 日記の高価買取価格

本書『マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』は、ドキュメンタリー映画監督の大川史織氏による、記憶と記録を巡る重厚なノンフィクションです。1944年、激戦地となったマーシャル諸島・ミレ環礁。そこで一人の日本兵が綴った一冊の日記を手がかりに、著者はかつての戦場へと向かいます。

本書の最大の特徴は、単なる戦史の記録に留まらず、日記の持ち主であった父の足跡を辿るプロセスそのものを「歴史実践」として描き出している点にあります。現地の風景や人々との対話を通じて、風化しつつある戦争の記憶をいかに継承し、現代に繋ぎ止めるかという切実な問いが投げかけられます。

2018年にみずき書林より刊行され、第12回「わたくし、つまりわたくし賞」を受賞するなど、その瑞々しい感性と緻密なリサーチは高く評価されました。太平洋戦争の知られざる側面を知る貴重な資料であるとともに、個人の記憶を公共の歴史へと昇華させる試みとして、歴史学や人類学の視点からも注目を集める一冊です。戦争を知らない世代がどのように過去と向き合うべきか、深い示唆を与えてくれる名著といえるでしょう。